q-and-a.gif まんがなんでもQ&A《絵について》

 Q03-001.どうしたらプロのような迫力ある絵が描けるのでしょうか?

 絵を描く際もっとも基本となる主線に、動きを感じさせる動線を足してみてください。こうすることによって、画面に迫力が増します。その際、動きの流れを読者にわかりやすく描くということを忘れずに。また影を表現する時、絵をダイナミックに仕上げたいのなら、トーンを使わずにベタを使うと効果的です。画面全体が引き締まり、絵に力強さが出ます。あとは人物の重心を前にずらしてみたり、体のパーツに遠近をつけたりというように、描写をオーバーにすると、より画面に躍動感が出ます。》裏口《

 Q03-002.キャラクターの目がうまく描けません!! キャラの目をいきいきと描くにはどうしたらよいのでしょうか?

 キャラクターの感情を何よりも表現するのは目です。強烈な眼差しを心がけて描いてください。さらにその目力を活かすためには、実は眉毛の描き方が重要なのです。左右の目と眉の描き方を工夫し、さまざまな表情を自ら編み出してください。また目や眉毛以外の顔のパーツも、表情を描く上ですべて大事な要素です。他のまんがなどを見て、自分が魅力的だと思う描写を研究してください。》裏口《

 Q03-003.女の子ってどう描くの?

 女性は男性に比べて身体の造りが柔らかく、ラインも曲線が多いです。その繊細な身体のラインを描くように心がけると、より女性らしさが際立ちます。男性との違いに視点を置きながら、いろいろな女性をスケッチしてください。他のまんがの女性キャラクターや、テレビのタレントなどを見て研究するのもよいでしょう。しかし自分の好きなタイプだけを描いていると女性キャラの幅が狭くなってしまいます。嫌なタイプもしっかり練習してください。》裏口《

 Q03-004.男の子を描くのが苦手です!!

 直線的な身体のラインや肩幅の広さ、筋肉などを強調し、骨の太さを感じさせるような描写を心がけると、より男性らしくなります。苦手意識をもたず、楽しんで描くことを忘れずに。 》裏口《

 Q03-005.老人や子供が描けません!!

 子供は頭身に気をつけて描いてください。3〜4頭身を念頭に置いて描くと子供らしくなります。顔は目と鼻の間を狭く、各パーツを大きく描くことがコツです。また老人は顔にシワを入れ、骨格をハッキリ描くということに気をつけて描いてください。子供や老人は、描けば描くだけ特徴がつかめるようになります。練習あるのみです。》裏口《

 Q03-006.なかなか動きがある絵が描けません。プロのように躍動感のある絵はどうやって描けばいいんですか?

 プロは写真や資料を見ながら描いています。それらを見て描くと、リアリティのある絵が描けます。しかし自分が描きたいと思っているシーンと合致した写真は、まずないでしょう。丸写しにするというよりも、写真や資料を見た上で自分の描きたいイメージを頭の中で再構築してから描くことがオススメです。気持ちを込めて勢いよく描いてください。》裏口《

 Q03-007.爆発音を表わす描き文字が上手く描けません。どうすればプロのように描けますか?

 音も絵だと思うことが大切!! 字を書こうとは思わずに、とにかくカッコいいカタチに仕上げることを最優先に描きましょう。爆発の勢いや激しさを絵で描くつもりでレタリングしてみてください。また、プロの描く描き文字を一度模写してみるといいでしょう。文字の雰囲気や書体を体得するための勉強になるはずです!! 》裏口《

 Q03-008.コマとコマの間はどのくらいあければよいですか? タテとヨコの間隔も違う気がするのですが…

 指摘の通り、コマの間隔はタテとヨコでは違っていることが多いのです。これは読者がコマを読む順番に配慮しているからなのですが、この間隔は特に決まっているわけではありません。一般には、タテの間隔(狭いほう)が2〜3ミリ程度、ヨコの間隔(広いほう)が5〜8ミリ程度と言われています。》裏口《

 Q03-009.コマごと修正したいのですが、とてもホワイトではカバーできません。どうしたらいいのですか?

 修正箇所を別の紙と差し換える方法があるので紹介しましょう。まず、新しい原稿用紙を用意します。この用紙を修正箇所の下に敷き、2枚重ねてカッターで切り取りましょう。そうすると、同じ形の紙が2つできると思います。この下に敷いていたほうを修正したい部分と差し換え、原稿の裏からセロハンテープで止めてください。キレイに描き損じたコマを差し換えられます。》裏口《

 Q03-010.原稿の一部を切り貼りしたのですが、継ぎ目が溝になっていて、印刷に写ってしまいませんか?

 原稿のつなぎ目にできた溝は、ホワイトで埋めるとよいでしょう。印刷に出るのを防ぐことができます。》裏口《

 Q03-011.人間を描く時、バランスが狂ってしまいます。バランスよく描くコツを教えてください。

 人物を下描きする前に、きちんとアタリ(だいたいの見当)をつけて描きましょう。骨格やおおよその形を薄く鉛筆で描き、それから下描きしてペンを入れるとバランスよく描けます。プロの中には、定規で頭身を計算してから作画する人もいます。このぐらい精密に描こうという意識があれば、練習次第で人物のデッサンは上達するハズです。人物のアクションが載っている資料を参考に作画するという方法もあります。》裏口《

 Q03-012.スピード線やキャラの影の線は何ペンで描くのですか? Gペンじゃ太くて上手く描けません。

 特に細めの効果線が描きたいのであれば、丸ペンを使うとよいでしょう。また、丸ペンより太めでダイナミックな効果線にしたい場合は、かぶらペンを使ってください。一度両方のペンを試してみて、自分の画風やシーンを考え選択してみましょう。》裏口《