Diary 飯塚裕之のお仕事日記。2004年5月
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5月1日()
 本日は終日『犬夜叉』構成。
 GWは、明日2日から4日まで私用で東京を離れます。
 クソ重いVAIOは置いて行きますので、更新は停止いたします。
 では、4日夜にまたお会いしましょう。 《24:40》
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5月6日(木)
 本来なら4日に更新をしようと思っていたんですけど、すみません。さぼってました。

 『沈まぬ太陽』第5巻・会長室編下(山崎豊子)、『休みの国』(中島らも)読了。
 山崎豊子作品を読んでいて、いつもハラハラすることがある。それは長編小説であるにも関わらず、風呂敷を広げるだけ広げて、ラストあとわずか数ページというところになるまで、それを畳まない、というところ。
 読んでいて、あと残り数ページになったところで「これはまとめられないだろう」と思っていると、うまい具合にまとめてしまう。狐につままれた様な気がするが、きちんとカタルシスを与えてくれる。これはすごいです。
 でも、逆に言うと、お話はまだまだ続けられるということで、もっと続きが読みたくなってしまうんですね。『沈まぬ太陽』は、まさにそんな作品でした。勢い、ネットの友達に薦められた『大地の子』をアマゾンで購入。
 『休みの国』は、読んで反省しきり。
 そして現在読んでいる『薔薇盗人』(浅田次郎)は、読み始めて、以前読んでいたと気づく。自分の記憶力にも反省。

 さて、今日からはまともな仕事人並みに仕事が山積。12日までに「小学六年生」を突っ込み、20日までに『犬夜叉』の上巻を突っ込まねばならない。10日からスタッフを入れる算段をしているので、それまでにこちらはイヤでも構成を進めておかねばならないのだ。
 結構なブランクがあった後のアニメコミックなので、スタッフのスキル低下を見越して、多少余裕を見なければイカンのですが、ギリギリですな。それにしても、フィルムが未だ到着せず。なんたること!
 本日、作家・舞阪洸さんから『神洲天魔鏡・4』が届く。いつもいつも本を送っていただいて、感謝の念にたえません。ありがとうございます。
 アマゾンから『大地の子』(山崎豊子)全4巻、『マンガの描き方』(手塚治虫)、『藤子・F・不二雄のまんが技法』(藤子・F・不二雄)到着。後の2冊は、かつて発売されていたものの文庫版。なつかしー!
 また、『葬り去られた真実 日航ジャンボ機墜落事故の疑惑』(宮村浩高)、『隠された証言 日航123便墜落事故』(藤田日出男)、『御巣鷹山ファイル JAL123便墜落事故真相解明』(池田昌昭)、『疑惑 JAL123便墜落事故』(角田四郎)も届く。これらは、『沈まぬ大地』の参考文献にあった書籍の数々。123便関係の本は、あらかた読んでいたと思ったが、まだまだあるもんですね。 《14:00》
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5月7日(金)
 昨日は夕方、小学館キャラクター事業部というところの方を取材。知る人ぞ知る、アニメ『ポケモン』のエグゼクティブ・プロデューサーのK保さんである。いろいろお話をうかがったが、基本的な考え方はボクもほとんど同じなので、原稿に起こすのが楽チンである。ほぼ自分の言葉で書いてOK、みたいな。
 そして本日は毎日放送で、アニメ『鋼の錬金術師』のプロデューサーを取材。元は報道畑にいた方らしく、作品に対するダイナミズムが違う。アニメやまんがの業界には稀有な才覚を持っておられた。かの『ガンダムSEED』を作った方で、『鋼の錬金術師』にもその血は確実に脈づいている。

 『薔薇盗人』『僕は人生についてこんなふうに考えている』(どちらも浅田次郎)読了。
 『犬夜叉』と「六年生」に追われていて、まともに日記を書く時間がないことを許されたい。

 「六年生に追われている」で思い出したが、学年誌の編集部は、所属を含めた呼称をした時に面白いことが起こる。「六年生の誰々」「三年生の誰々」…などと呼ぶのだが、これが実際小学校の学年と間違えられることがあるのだ。「三年生の○○さんからお電話がありましたよ」などと言われると、「どこの学校の三年生だ?」みたいな誤解が生じるのである。ま、これは余談。 《19:30》
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5月8日()
 昨日書き忘れたこと。

 天才という言葉を、安易に使いたくない。  生まれついて格別に備わった才能は、誰にも少なからずあるはずだからである。そのわりに天才を感じさせる人間がいないのは、あらかたの人々がおのれの才に気付かぬか、信じぬか、あるいは才の存在に溺れて磨くことを知らぬからであろう。すなわち、おのれの才にいち早く気付き、かつそれを信じ、才に恥じぬ努力を積み重ねることのできる者だけが、天才という称号を得られるのである。
 言うのは易いが、これを現実に行うことのできる人間は少ない。天才が稀有であるそもそもの所以である。
 世に天才を自称する天才がいないという理由も、つまりはそれであろう。才に恥じぬ努力を続ければ、その才が大きければ大きいほど努力も必要とされる。そうして世に出ることのできた者は、もはや自分の才能など信じてはいない。努力の結果、当然かくあるのだと思う。真の天才とはそういうものである。


 これは浅田次郎著、『サイマー!』の中の一節で、『僕は人生についてこんなふうに考えている』にも収録されていた一編である。
 昨日取材した『鋼の錬金術師』の局P氏も同義のことを言っていたので、ここに引用してみた。

 本日は『犬夜叉』構成、80ページ目まで。来週はスタッフもりもりで、賑やかになりそうですな。よいよい。 《21:30》
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5月10日(月)
 午前中から『犬夜叉』のフィルム切り出し。その後「小学六年生」の原稿をちょいと書く。まだ叩き台。
 夜から『犬夜叉』構成の続き。まだまだ先は長いぞ。 《21:00》
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5月11日(火)
 昼、『名探偵コナン』『犬夜叉』のプロデューサー・S訪氏を取材。それ以外はず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと「六年生」の原稿。  アニメコミック『犬夜叉』は構成80ページから動かず。スタッフはアタリ取り終了。さっさとパソコンでデータ作成。つまらない一日ですまないねえ。日記どころの騒ぎではないのだ。 《20:00》
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5月13日(木)
 日記、1日さぼると継続にびっくりするくらい精神力がいりますね。びっくりしています。

 昨日日記が書けなかったのは、何を隠そう、何も隠す必要もなく、「六年生」の入稿だったからであります。とりあえず無事入稿。しかし、家に帰ったのは今朝5時でした。久々の「朝まで仕事」は体力的にかなり厳しいものでした。まんが家さんはいつもこんな生活なのですね…恐れ入ります。内容に関しては、6月上旬あたりに発売の「小学六年生」を見てください…って、業界の方しか見ませんね。
 昨日は昼間、大久保のタバックというスタジオで、『金色のガッシュベル!!』のプロデューサーS田さんを取材。まずは入稿当日にまだ取材しているというところに驚いてほしいが、それはまた別の話。そして、昨日は入稿日ではあるが、校了日でもあったところにも驚いてほしいが、それは割と普通の話。
 話が脇道にそれました。
 『ガッシュ』のS田さんの話の中で、「いい大人が『クレヨンしんちゃん』もう観た? なんて会話をするのは普通のことではない」というのがあった。業界ズレしてはイカンという警鐘である。
 この話は、2段落目の「業界の方しか見ませんね」というところに着地する予定だったが、着陸失敗。今日はここで頑張る気力もない私は、着地失敗のまま放置。

 東映アニメーションのプロデューサーさん2人に会ったので、版権営業部というところでいろいろお世話になっているH毛さんにメール。S田さんが「ボクのことはH毛さんに聞いたほうが早いですよ」とおっしゃる通り、H毛さんから、まるで取材に同席されていたかのようなメール返信が。なるほど、と納得。

 某人気作品のアニメコミック企画が、妙な具合にシンクロ。ウチで作りたいからコネクションを手繰り始めたところ、別のルートからオファーが。なんとか実現したい企画である。内容については、まだ内緒です。

 『犬夜叉』は80ページまでのアタリ、版下作業がほぼ終了。構成は120ページ程度まで完成。

 『大地の子』(山崎豊子)1巻がそろそろ終わるのだが、この作者は主人公をいじめるのがうまい。主人公に共感して胸を焼かれる。こんな理不尽なことがあっていいのか!と。そんな感想を、読めと勧めてくれたネットの友にメールすると、『二つの祖国』がお勧めだという返事。終わらない山崎ループ。

 ネットで話題の首切り映像を見ようと、動画サイトにたどり着く。しかし途中で停止。昔の自分なら平然と見ることができたのに、今の自分には正視できなかった。これは飛行機嫌いになったのと同じ理由である。「年取ると涙もろくなるのよ」と同じ理由である。嗚呼。 《24:30》
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5月14日(金)
 本日は丸一日、『犬夜叉』。110ページ目まではすべての作業が終了。構成は150ページ目まで終了。
 『沈まぬ太陽』(山崎豊子)1巻読了。

 ず〜〜〜〜っと事務所にこもって仕事をしていたので、今日は話題なし。年金問題について語る気もなし。年金の払い込みって国民の義務なの?
 気になるのは、政治家と芸能人のNHK受信料支払い状況である。 《24:00》
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5月15日()
 休日出勤な一日。
 「小学六年生」の校正紙が出校。専門用語で言いますと、これは「コンセ」と言って、データ入稿したものをそのまま出力したシロモノ。紙焼きでもなく青焼きでもなく、データを直接出力して、我々制作者と校閲さんと呼ばれる校正のプロが見て、そのまま印刷するという段取り。普通は校閲さんは使わないことが多いのですが、今回のようにスケジュールがタイトだと使わざるを得ない。
 舞阪先生、校了日入稿なんて、日常茶飯事ですよ。ボクは基本的に仕事は前倒し派(A型ですもの)なので、締め切りに余裕を持つタイプですが、今回の記事は立ち上がりが遅く、校了日まで取材していたのでこんな状態に。本当は綱渡りはしたくないんですけどね。
 コイツを昼過ぎに戻し、次は「まんカレ通信」を入稿。その後『犬夜叉』。月曜にスタッフがする作業分だけは、とりあえず構成。あと月火とやれば終わる計算だが、計算どおりに行くのでしょうか? そろそろ『アカデミやんか!』の催促が来そうな予感がしている今日この頃なんです。 《22:00》
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5月17日(月)
 アマゾンからDVD『ラストサムライ』到着。

 今日も今日とて、一日中『犬夜叉』。構成は185ページ目まで終了。データ関係(枠線、フキダシ、描き文字はMacで作業)は約150ページくらいまで終了。この本は、総ページ数208ページで、まんがは正味205ページなので、あと20ページ…つまり、10見開き作ったら終わりなのだ。こりゃ明日の早い時間に終わりそうです。

 「小学六年生」編集部から電話があり、先日入稿した企画が、某所からのクレームで、突然ひっくり返ったとのこと。まあ、原稿自体に不備があったというわけではなく、その某所と編集部との間に、見解の相違があった模様。実際、何が悪かったのかと言うと、ボクの聞いた範囲で類推すると、「某所からの連絡不備があった」ということのようだが、伝聞なので定かではない。とにかく、某所関連の写真、テーマが使えなくなり、急遽方向性を変更。デザインと一部の修正でなんとかなったようです。編集部の皆様、お疲れ様でした。

 某所とは関係あるようでないような話ではあるが、世の中の「大学」という機関はおかしい。
 以前、うちの事務所のスタッフを募集するために、S女子大に赴いた時の話である。S女子大は事務所から最も近い大学なのである。
 まず、バイト募集をしたい旨を正門の警備の方に告げ、キャンパスに入る。なるほど、女子大だけあって、ちゃんと警備しているんだな、と感心。そして受付で、バイト募集をしたいので「学生課」の方に会いたい旨を事務員に伝えると、「それは就職課の範疇である」と告げられる。仕方なく「就職課」の担当者が出てくるのを待つこと数分。気の弱そうな女性職員が出てくる。その職員、まず声が小さく、何を言っているのかがわからない。「バイト募集のためのフォーマットはあるのか」とたずねると、「あるのかないのかがわからない」と言う。「では、A4程度の紙に、適当に募集要項を書いて持ってくればいいのか」と問いただすと、「それでいい」と言う。
 後日、学内に貼り出せるような形で募集要項を作り、持参し、受付に申し出る。すると受付の事務員が、あろうことか「バイト募集は学生課だ」と言うではないか! なんじゃ、そりゃ。
 頭の上に「?」マークを浮かべつつも、学生課の方と会い、一応、作って行った要項を渡す。

 そもそも大学って何をすべき場所なんでしょうか。
 そりゃもちろん、高尚なテーマを研究して、その成果を出すことも大切でしょうが、今の社会における大学というのは、8割方就職のために入学、卒業するのではないでしょうか? それを大学側も認識しているからこそ、どこの大学の入学案内にも「主な就職先」や「就職率」などを掲載しているのではないか。大学に「よりよい企業に就職するためのメリット」と「就職の斡旋」を求めている学生は、おそらく少数派ではないはずだ。
 大学側もそれを理解しているから、「就職課」「学生課」などを整備し、学生のニーズに対応しようとしているのではないか。いや、それは、入学希望者を募ることを目的とする自学のためなのではないか。
 そんな「社会への入り口」であり、「社会に最も近くあるべき」大学が、最も社会の常識とかけ離れているというのはいかがなものでしょうか。

 もうひとつの例を挙げる。
 今はどうなっているのか知らないが、ボクらが大学生の頃、休講の情報は学内の掲示板に掲示されていた。これはつまり、一度学校に赴かないことには、その日の授業があるのかどうかがわからないということなのである。これは明らかにおかしい。
 たとえば社会生活の中で、約束の時間に約束の場所に行くと、そこに「今日は都合により来られなくなりました」と貼り紙がしてあったら誰だって怒るでしょう。約束は守られるべきものであり、その約束を履行できない場合は、前もって連絡をするというのが社会の常識である。可能であれば、その連絡は前日までにすべきことである。これが社会の常識ではないか。
 これだけインターネットなどが利用されている情報化社会(恥ずかしいね、この言葉)で、休講情報をネットに載せるなんてことは他愛もないことである。ホームページを持っていない大学を見つけることのほうが困難であるくらいなのだ。もちろん、そのようにネットを利用している大学もあるだろう。しかしボクの知る一部の大学では、いまだに休講情報を学内の掲示板のみでしか告知しない。
 数年前…と言っても2〜3年前。うちのスタッフが、2時間かけて1コマの授業のために大学へ行き、その授業が休講で愕然としたという話をしていた。往復4時間と、それにかかる交通費を考えると、これはもう法廷で争ってもいい事案といえる。と思う。少なくとも、仕事で片道2時間のロケがあって、現地でドタキャンされたとしたら、ことと次第によっては、ボクはその相手とその後の円滑な交流関係は保証の限りではない。
 また、そのスタッフが通う大学では、春の新学年がいつから始まるのか、告知されずに春休みに入る。そして、春休みが終わりに近づいた頃、進級の可否が伝えられ、履修登録の日時が告げられる。仮にその日に大学のオリエンテーションに参加できない者は、履修登録ができない仕組みになっているそうな。これにより、その大学に通う学生は、春休みに旅行の計画が立てられず、無為に時間を過ごしている人も少なくなかったらしい。恐ろしい話である。
 そんな「大学の非常識」に4年以上もの期間さらされ、いざ社会に出て、まっとうな社会生活が営めるとは微塵も思えない。

 長々と書いてしまったが、まずは、社会の常識に適応した大学作りを促したい。
 某所も、運営費に主に国民の税金を充てているのだから、猛省を促したい。 《23:00》
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5月18日(火)
 昨日の日記、以前書いたことのあるネタだというタレコミがありました。まさにその通り。これでどれだけボクの記憶力が衰えたかわかったでしょう。ふ〜んだ。ま、別に修正するほどのことではないので放置しましょう。
 今日はアマゾンから3便到着。『世界の中心で、愛をさけぶ』(片山恭一)、DVD『鋼の錬金術師』2〜4巻、『白い巨塔』DVDボックス下巻、『24 TWENTY FOUR』1st.シーズンのボックス1、2。びっくりしたのは、『24』のボックス。これって1巻が入ってないんですねー。エントリーファンは、まず1巻を買ってからボックスを買えということらしい。1巻も注文。どれも早めに観ておきたいタイトルであるが、なかなかどうして集中して観る時間がない。

 本日は『犬夜叉』構成が終了。データ作業も180ページ前後まで終了。明日はうちの事務所はお休みなので、木曜日に入稿予定。 《22:00》
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5月20日(木)
 『映画 犬夜叉 天下覇道の剣』アニメコミック上巻を無事入稿。
 アマゾンからDVD『24』の1巻が届く。
 案の定、少コミから『アカデミやんか!』のネームの依頼。タイミング的にはバッチリっすね。

 あ、今日は書くことないや。 《21:45》
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5月21日(金)
 一日中『アカデミやんか!』ネーム。
 DVD『24』の頭のほうを鑑賞。企画はいいと思うが、想像を超えてない。面白いことは面白い。面白さには「密度」と「仕掛け」と「テンポ」と「ハッタリ」が重要な要素である。「密度」と「テンポ」はいいとして、今のところ「仕掛け」と「ハッタリ」が貧弱。これからの展開に期待。
 『世界の中心で、愛をさけぶ』(片山恭一)、読了。最近ずっと山崎豊子だったので、息抜き。美しい話である。この作品は現実として描かれているが、実は巧妙なファンタジーなのだ。なぜならば、主人公の朔太郎には、その世代の大半が持っている、ほとばしる性的欲求がない。そしてそれは、かなり美化されている。男子読者としては、「この話はうそである」と言ってもいいほど美しすぎる。アキが美しい容姿の持ち主であるであるということも、「なんだかなー」である。ひねた大人ですみません。最近、小学館って、ヒット作多いですね。編集者のプロデューサーとしての力量のほうに感心してしまいます。ひねた大人ですみません。さあ、明日から『大地の子』だ。陸一心、待っていておくれ。
 ニンテンドーDSに、バーチャルボーイの香りを感じるのはボクだけか? 《23:00》
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5月22日()
 一日中『アカデミやんか!』ネーム。煮詰まっているのであまり進展なし。

 そういや、DoCoMoの3G(FOMA)が2007年までに全機種GPS搭載だそうな。国は犯罪防止のためと言っているらしいが、すべての国民の所在を把握したいのだと言っている人もいる。そんなことより、Felicaのインフラをもっと早めに進めて欲しいなあ。パケホーダイは67縛りがキーポイント。メリット薄いので、契約には要検討ですぜ。 《22:30》
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5月24日(月)
 『アカデミやんか!』ネーム、3話分完成。その後たまった「少年サンデー」を読み、事務処理などをする。

 舞阪洸さんから『火魅子炎戦記1』を送っていただく。いつもいつもすみません。それにしても意欲的なお仕事量、敬服いたします。感想については、また日を改めて…。

 それにしても、ノキア7600はどうよ? かっこいいじゃあ〜りませんか? 最近、シェア低下が著しい携帯電話の世界トップブランドですが、どうなのよ? あんなにカッコいいのに、まだキャリアが決まってないってどうなのよ? 頑張れ、フィンランド! 《22:00》
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5月25日(火)
 ちょうど仕事の狭間だったので、DVD『24』4・5話、『鋼の錬金術師』3〜6話を鑑賞。
 『24』は、多くの人が熱中するのはわかる。しかし「すごい!」と唸らせてくれるところが、今のところ特にない。前にも言ったが、企画は面白いし、構成も平均点をかなり下に見ているのは事実。しかし、それが100点満点の100点であっても、120点や150点でなければ驚けない。その点『ER』は最低点が90点で、最高点は160点くらいなんだよなー。かつて全米で『ER』の視聴率は45%を記録したらしい。欧州各国でも、それに匹敵するくらいの視聴率だったと聞く。それが日本では、BSの深夜に放送とは…。日本人がテレビに求めているモノは、ここまで欧米諸国とは違うのでしょうか。
 『鋼の錬金術師』は、原作で描かれていなかった部分をていねいに描いていて好感。かたや月刊誌での連載、かたや毎週放送。これで構成が違うのは当たり前のことで、そこんところを毎日放送のT田さんは非常によくわかっていらっしゃいます。言葉ではうまく説明できないが、アニメの構成を月刊誌に載せても、月刊誌の連載をアニメの構成に反映しても、確実に今より面白さは減少するでしょう。
 「まんカレ通信」40号、入稿。 《22:30》
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5月27日(木)
 本日より『犬夜叉』下巻始動!! ネームは完成、コマ割り開始。
 『24』6話目鑑賞。少し面白くなってきた。
 本日、それ以外のトピックスはなし。というか、ここで書けるトピックスはなし。
 Q&Aの原稿を書きためているので、明日あたり更新しまっせ。 《21:30》
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5月29日()
 DVD『24』シーズン2のボックスと、DVD『爆笑オンエアバトル パペットマペット』が届く。後者はうちの2歳児がファンなので、子守環境ビデオとなるでしょう。
 『犬夜叉』下巻は、現在35ページまで構成終わり。なかなか遅々として進まない。さらに加えて身内に不幸があり、土日は九州行である。
 さて、4日はうちの6歳児の誕生日。つまり7歳児になる日である。プレゼントは「ファミコン」だ。勘違いしてはいけない。「ファミコン」なのだ。この日のために、生産中止になる直前に滑り込みで購入しておいたのだ。当然「スーパーファミコン」も併せて購入。「スーパーファミコン」は数年後の誕生日プレゼントになることでしょう。
 なぜ、今、「ファミコン」なのか。
 思えば自分はいい時代に生まれ育ったと思う。テレビ、まんが、ゲーム、パソコンの発展を、とりあえず黎明期から見てこられた世代である。それぞれのメディアがどのように生まれ、どのように育ったかをつぶさに観察できたギリギリの世代である。自分にとって、こういった体験は何にも代えがたい貴重なものだと思っている。いきなり、やれ「PS2」だ、やれ「ゲームキューブ」だなどという最先端ハードを体験してしまったら、ゲームの手触り感を得ずしてその世界にはまってしまう。現在の『FF』シリーズや、『マリオ』シリーズを見て、その動きやアルゴリズム、当たり判定が1行1行のプログラムコードから成っているなどと、どうやって子供たちに想像できようか。
 「石蹴りをして、どのくらいの強さで蹴ったら、ちょうど狙ったところに石が飛ぶか」を学習していくのと同じように、ゲームをするにはどうやってそのゲームがゲームとして成り立っているのかを考えなければ、ただのぼんくらユーザーになってしまうのだ。そして、それを考えるためには、美麗なグラフィックやモーションキャプチャーなどの華美な技術は邪魔になるのだ。
 絵を描くには、まずデッサンが大切である。それはモノの形や流れを捉え、絵のタッチに魂を入れる訓練に他ならない。モノを作る人間には、それがどんな種類のモノであれ、そのモノの根幹にあるものを自分の心で引っ捕まえないとイカンのだ。ゲームも然り。ブロック崩しが何で面白いのか。ブロック崩しはどうやったら作れるのか。そこんところをしっかり見極められないと、『FF』も『マリオ』もないのである。
 ゆえに、7歳の誕生日プレゼントは「ファミコン」と任天堂の「F1レース」なのである。幸い、「ファミコン」「スーファミ」の面白いゲーム、名作と呼ばれるゲームは、すでにあらかたそろっている。これを小出しにして、ゲームの歴史を追体験してもらおうという企画なのだ。結果は十数年先にならないとわからないが、これはこれで面白いでしょう。

 昨日はうっかり寝てしまって、更新できませんでした。その代わり、今日は早起き更新。Q&A、週明けになります。 《06:30》
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5月31日(月)
 本日は、なんだかんだで『犬夜叉』はあまり進まず。ネーム(セリフ)に糊つけたり、カッターで切ったりが作業の大半に。
 「まんカレ通信」41号入稿。
 アマゾンから『輪違屋糸里』(浅田次郎)上下巻、届く。
 昨日までに『大地の子』(山崎豊子)2巻、3巻、読了。
 今日は、一日中、頭痛。明日は臨時休業。水曜出社予定。 《23:00》
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