is creativeホームへ    

有限会社イズ/iS Creative
〒154-0024
東京都世田谷区三軒茶屋1-38-7-805
tel.03-3410-5267 fax.03-3410-5269

●Menu TOP  ●Works  ●Comic  ●Company   ●Link  ●Mail
 

【イズの過去の日記 ・2005年分】

2005年8月
8月8日(月)

 お久しぶりではありますが、サイトもリニューアルされたことですし、日記もボチボチ復活しようと思い
ます。また、よろしくお願いします。
 最近はというと、公私共々訳のわからない状況に陥っておりまして、いろいろと面倒なことを少しでも
軽減したいがために、細かいいろいろのコトを精算したりしております。突然mixiやめたりなんかして、
そちら方面の方からたくさんメールをいただき、ご心配をお掛けしました。お詫び申し上げます。
 ま、mixiについては、追々書いていくことにしますが、とりあえずは『史上最強の弟子ケンイチ』でご
ざいます。
 ここ数日で、1〜16巻を通読。作者の松江名俊さんには申し訳ないのですが、連載当初から絵に抵抗が
あって、キチンと読んでいませんでした。そういうことってありますよね。
 まあ今回、少年サンデーの新人賞「まんがカレッジ」のページで、新しい企画を行う準備として、通読
したわけなんですけど、これ、とても面白かったです。
 以前、知り合いの小説家であり、元まんが編集者でもある舞阪洸氏が絶賛していましたが、仰せの通り、
極めてよくできた作品だと思います。読んだことのない方は、ゼヒ、ご一読を。
 本日はこれより、少女コミックの新人賞の原稿を読みに小学館へ。その後、「まんカレ」企画の取材で
松江名俊先生の仕事場へお邪魔します。面白いお話がたくさん聞けるといいな。
 ちなみに、現在進行中のお仕事は、アニメコミック『Rosen Maiden』(幻冬舎コミックス)、『鋼の錬
金術師シャンバラを征く者』(ソフトバンクパブリッシング)、『最終兵器彼女』(小学館・マイファー
ストビッグ版)、『渡瀬悠宇のまんがアカデミやんか!』(小学館)などであります。
 そう言えば、先日まで苦しめられていたムック『金色のガッシュベル!!メカバルカンの来襲』(小学館)
は、恐らく本日発売なので、よろしければ書店で手に取ってみてください。(12:30)

2005年9月
9月1日(木)

 ああ9月。

 なんでもうこういう時に、仕事はズンズンと増えていくのか。

 本日、ビッグコミックのN堀氏から電話。『山口六平太』の軽装版全5巻の仕事を振られる。仕事を
断ったことのない私ではありますが、今の状況ではさすがに無理…のはずだったのに、明日、詳細の打
ち合わせをすることに!?(あれ?) 仕方がないので新人・春山に任せようと思ったりする。頑張って
コミックス50巻読み込むように。あなたの社長には、それを読み込む時間がありません。いい勉強にな
ってラッキーだなー。

 現在、『鋼』は110ページまで構成。《1430》

9月3日(土)

 日記が途切れがちになってしまいます。昨日の私は、もう放心状態。朝からあれやこれやして、脳が
フル稼働の時に、『Rosen』と『鋼』のキャプチャ・データが上がってくる。そのデータ整備を始めた
ら、ビッグN堀氏が来訪。2時間に渡る加熱(…というか放熱)した打ち合わせで、身体も脳もへろへ
ろに。息抜きにパズルでもやろっかなーと思ったら、パズルを解くだけの能力すら失われていて愕然。
そんな日は寝るに限る!と思って、早速と帰宅&就寝。

 そして本日は、邪魔の入らない中、バイトの評価(給与計算)と請求書作り。ちょっと遅れてしまっ
ていて申し訳ない限り。請求書なんか、5月の仕事のヤツを今頃書いてる始末。その後『鋼』構成。現
在、173ページ目をコマ割り中。

 そーいや『鋼』。ちょっとした問題が浮上。画像データのサイズがちょっと心許ないのですVGAサ
イズすらない。もう少しクオリティの高いデータが手に入らないものかと模索することに。

 明日は自宅で『最終兵器彼女』。月曜日は「まんカレ通信」とサンデーのネームをやらないとなあ。
というわけで、『鋼』を続行。《1700》

オマケ→クリオネ専門料理店

 

9月5日(月)

 雑事完了! …というか、雑事と言ってはいけないんですけど、サンデーのネーム1話分と「まんカ
レ通信」をやっつけました。今日はここまでか…。明日からは『鋼』に戻らねばならない。

 その『鋼』、入稿するデータが意外と低画質で、いろいろ画策したところ、より高画質なモノを手に
入れる算段がおぼろげに見えてきました。しかしながら、その方式だとスケジュールが圧迫されるとい
う…。ま、仕方がないので、ここまで来たら腹をくくりましょう。

『最終兵器彼女』は進まず…。スピリッツのHさん、スミマセン…。《1800》

 

9月9日(金)

『鋼』上巻、構成は終了。画像の準備が整わないので、そのままキープで下巻に進むことに。
 下巻のネームはサクッと作ったが、アクションシーンが多いため、50ページもオーバーしてしまいま
した。収まるのかな、コレ…。

『Rozen』1巻、色校が出校。直しは月曜戻しの予定。『最終兵器彼女』『山口六平太』は進まず…。

 そろそろ少コミをやらねばならぬ。そして当然のことながら、「まんカレ通信」もやって来る。11月
発売の本が8冊って…どうゆーことでしょう。正気の沙汰ではない。《1030》


9月10日(土)

 静かなる土曜日。…のはずでしたが、『Rozen Maiden』1巻の色校を戻したり、いろいろです。

 昼食時に、TVドラマ『電車男』の話になる。おたくの実情を知りながら描き、あれだけポジティブ
に演出しているのは、驚くべきコトです。過去、物語には様々な組み合わせが試みられて来ましたが、
その大半が失敗作として後世に活かされるというのが従来のセオリーだったように思われる。しかしな
がら『電車男』はそれを気持ちよく覆してくれた。パソコンと人間、ネットと人間という難しい組み合
わせを実に上手に楽しく見せてくれている。おたくに対する先入観を持とうが持つまいが、評価できる
作品となっていると思う。

 その時話題に出たのだが、知っている人は当たり前のように知っている、オープニングアニメの元ネ
タの話。すでに20年以上も前に庵野秀明が撮った伝説のDAICONアニメである。事務所の若者に見せよう
と、当時のビデオテープ(βだ!!)を引っ張り出す。軽く10年というスケールで稼働していないβデッ
キに火を入れると、これがまた動くもんですね。ビックリ。

 そして再生。なつかしいなあ。やはり庵野秀明はすごいなあ。『電車男』のオープニングも庵野秀明
に作らせればよかったのになあ。ソニーもすごいなあ。動くとは思わなかったよ。

 さて、今日は『鋼』をお休みして「まんカレ通信」と少コミの原稿を書くのだ。《1330》


9月12日(月)

 本日は『鋼』の日。下巻の71ページ目まで構成終了。そしてそこまでの画像キャプチャの依頼まで終
了。1日の大半をビデオプリンターと共に過ごす。

 そんな中、はたと考えた。何で今時、こんなアナクロいことをやっているのだろう、と。現状での画
像キャプチャの依頼は、いわゆるキャラ(TCR:フレームカウンター)の入ったVHSから画像をビデ
オプリンターで出力し、そのプリントを元にスタジオで画像をキャプチャしてもらっている。高速で使
い勝手が良いが、旧式のビデオプリンターを2台稼働しての作業だ。実はこれ、Macにビデオボード
1枚噛ませて、パシパシとスクリーンショット撮れば済む話だった。何で今まで気がつかなかったので
しょう。

 ビデオプリンターの用紙は、熱昇華型インクリボン込みで1箱(200枚)で8千円以上する。これを
箱買いしているので、1回の購入に9万円弱かかる。考えてみたら、その値段で軽くビデオカードが買
えてしまうコトに、今更ながら気がつく。あとはまとめてプリントしてしまえば、結局コストは下がる
のではないか。

 ということで、明日、ビデオカードを見に行って来よう。

 その他、本日は「まんカレ通信」の直しが唐突に。《1800》


9月16日(金)

 もう毎日毎日ビッチリ仕事で、夕方には頭朦朧放心状態阿鼻叫喚幽体離脱です。というわけで、日記
を書く余力もなかったこのごろです。

 昨日はデザイナーさんがやって来て、『Rozen』の2巻が入稿できる状態に。『鋼』は下巻の120ペー
ジまで構成終了。少コミのコラムも入稿。

 本日は朝から、滞っていた「まんカレ通信」の賞品発送リストを作成。投稿してくれたみんな、賞品
発送が遅くなってすみません。そして午後からは「まんカレ通信」本体の執筆。う〜、『鋼』が進まん。
そして昨日、サンデーのI川氏から、劇場版『コナン』の依頼が。10月中旬入稿ですって! こりゃ、
どう考えても無理そうなので、はやばやと外注に出す算段をする。うう…劇場版を外注に出すのは初め
てのコト。本当は自分でやりたいんだよう。でも、10月入稿の本が多すぎるんだよう。10月に入稿しな
ければならない(と思われる)本は、次の通りだ。『Rozen』3巻、『鋼』上下巻、『最終兵器彼女』何
冊か、『山口六平太』1巻、『アカデミやんか!』…そして『コナン』。最低でも7冊!? ホラ、無理
でしょ? さらに、スピリッツの4色4ページも受けてしまって、もうアップアップなんです。

 来週はそのスピリッツの記事のために、江川達也先生の仕事場にお邪魔し、再来週は『アカデミやん
か!』のために渡瀬悠宇先生の仕事場にお邪魔する予定。どちらも三軒茶屋から近くてよかった…。

 あ、サンデー本誌の「まんカレ」のネーム直しもやらなくちゃ…。

 とにかく今月、来月が天王山。遭難しないように祈っていて欲しい。《1430》

9月23日(金)

 1週間ぶりの日記です。相変わらず、日記を書くヒマさえありませんが、頭と仕事の段取りを整理す
るために書いてます。

 20日(火)には「スピリッツ」の企画がらみで江川達也先生の仕事場にお邪魔しました。詳細は発表
になっているのかどうか確認していないので伏せておきますが、某映画の脚本読みの取材。ステキな出
演陣の方々と、燃える瞳の監督と、楽しいお話ができました。これはヒット云々以前に、よい作品にな
ると思いますので、今後の「スピリッツ」に注目していてください。7月中旬に巻末4色4ページでご
紹介します。

 そして昨日は、夕方から新條まゆ先生と「少コミ」の連載のネタ合わせ。いつもながら美しいまゆた
ん。お話も面白い。こちらは「少コミ」を見てね。

 また昨日は『Rozen Maiden』の1巻の見本誌が届く。なかなかいい本です。想像以上にいい本です。
ここに写真などを載せればいいんですけど、時間がないのであとでまとめてアップします。サイトの管
理をしている春山真梨もアップアップだ。あ、気がつけばダジャレだ。1巻の見本誌と合わせて2巻の
校正も届く。

 で、今日これからやることが、デスクに山積みになっている。

『鋼』は現在、下巻の195ページまで終了。あとわずか10ページというところで、昨日はまゆたんとの会
談に駆けつけてしまいました。まずこれを終わらせて、画像データキャプチャの依頼をする。

 そしてその後、土曜までに「少コミ」のネーム。月曜までに「まんカレ通信」と『鋼』装丁の依頼。
火曜までに「スピリッツ」。来週中には『Rozen Maiden』2巻の入稿。再来週には『鋼』上下巻2冊入
稿と続く。おっと、29日は渡瀬悠宇先生の仕事場で、1日中取材だった。

 これとは別働隊で『六平太』も進行中。『コナン』も来週月曜日に外注に依頼。まだビデオも観てな
いってのに。『最終兵器彼女』もやらなきゃ…。

 若い頃は、頂上の見えていない山でも、勢いで登り始めていたものだ。それでも若さで登り切ること
ができた。しかし、そこそこキャリアを積むと、登る前から頂上がハッキリ見えてしまう。これもまた
考えもので、途中のツライ道のりさえも予見できてしまう。

 今回の山は過去にない峻険。登り切れる目算はあるが、平常なら上りたくはない山だ。ケガしないよ
うに頑張ろう。《0930》

10月3日(月)

 ギリギリです。大詰めですってば。

 スピリッツは無事入稿。『鋼』はカウントダウン中。サンデーはネームが通り、下描きが上がる。

 なんやかやで、渡瀬悠宇先生の仕事場に取材。1日張り付いて、原稿の仕上がり過程を撮影。そして
先日は「まんカレ」がらみで『ハヤテのごとく!』の畑健二郎先生を取材。ガンダム!

 地元の書店では『Rozen Maiden』は平積み。
 話は変わるが、三軒茶屋のTSUTAYAに巨大書店が併設された。そりゃもう巨大。

『鋼』、元画像データの品質が悪く、以前警鐘を鳴らしていたのに、今になって全データ差し替えよと
いう天からの声が…。スケジュールがああああああ! 神には逆らえない。さあ続き続き!

 舞阪洸様、いつも本を送っていただいてありがとうございます。『火魅子炎戦記 百花繚乱編』、え
っちぃ口絵で好評発売中!(宣伝)《1400》


10月8日(土)

 どうにかこうにかやっています。

 スピリッツは校了し、『鋼』は2冊そろって無事入稿。『Rozen』は2巻の初校が出校。たまりにた
まっていたスタッフの評価もやり、やっとこバイト代も払った。(時間が)ある時払いの会社で、みん
なごめんよ。

 そして本日は、『Rozen』2巻の直しと『コナン』と『アカデミやんか!(仮)』と「まんカレ通信」
を平行して進行中。しかしだね、「まんカレ通信」も丸2年を迎えようとしている。つまりネタがもう
ない。困った困った。そんなわけで、リハビリを兼ねてコレを書いてます。春山さん、過去ログ倉庫、
作ってね。

 明日は幼稚園の運動会。雨かなあ。《1330》


10月11日(火)

 運動会は雨で流れました。そんな昨今。

『Rozen』2巻色校を戻す。『鋼』上下巻出校。朝、「少コミ」新人賞の選考。その後事務所で連載の
1話分ネームを作り、新條まゆ先生にメールする。渡瀬悠宇先生のまんが入門本のタイトルに悩む。

『コナン』上巻の版下データを最終チェック。これから『六平太』の打ち合わせ。《1630》

10月22日(土)

 お久しぶりです。モロモロは、静かに進行中ですが、ひとつの本がつまずきつつあります。

 誠に表現方法というのは難しいもので、My bestと思われた表現は当然ながらBest for allではなく、
どこかの誰かにはBestたり得ないワケです。そしてその「どこかの誰か」が、その本に多大な影響力
を持つ人物だとすると、それまでの進行はひっくり返るワケです。My bestとHis bestでいくら意見
交換しても…そしてこちらにどれだけその表現に関するバックボーンがあったとしても、それはHeに
とっては意味をなさず、Heの信じるHis bestがHeの中で代え難いBestであることに変わりはないワケ
です。そのHeは、意見を言うと喧嘩腰で怒り、そこはすでに意見交換の場ですらなくなります。

 そんなわけで、その本はスケジュール&コストを完全改訂し、My bestを切り捨て、HeのBestに近づ
けることになりました。当然ながらその作品は、My bestではないワケですから、我が事務所のクレジ
ットをはずすことにしました。

 常日頃、My bestをいかにBest for majorに近づけるかということをテーマに、制作に励んで来まし
たが、作品の生殺与奪権を持つMinorに屈さざるを得ないことが口惜しくてならない。

 大人の世界ってイヤね。

 そして本日はこれから、『山口六平太』の原作者、林律雄先生と高井研一郎先生の対談を取りに調
布へ。そのご報告は、また後日。《1630》

11月15日(火)

 いろんなコトがありました。

『RozenMaiden』は全巻無事入稿。『コナン』も上下巻共に入稿。『某』は座礁中。

『六平太』も1巻目はなんとか校了。安部譲二さん、林律雄先生、高井研一郎先生にお会いできて楽
しかったです。

 渡瀬悠宇先生との共著はタイトルが『渡瀬悠宇の少女まんが入門 まんが遊戯』(笑)となりました。
こちらもなんとか無事校了。再来週までには発売されるでしょう。まんがのお話作りにポイントを置
いた、かつてない本に仕上がっておりますので、ぜひぜひご購入ください。

「スピリッツ」の取材で、東京国際映画祭へ。『最終兵器彼女』が特別招待作品として上映されまし
た。舞台挨拶などの様子は、近日発売の「スピリッツ」に掲載されます。ついでに増刊用に、高橋し
ん先生と主演の前田亜季ちゃんに対談をしていただく。こちらは2月発売の増刊号で掲載予定です。

「サンデー」の取材で、藤田和日郎先生と会う。相変わらずのバイタリティに敬服。

『最終兵器彼女』のMy first版は、現在進行中。『六平太』の2巻目も立ち上げ中。

 事務所のモデムとルータが一気に昇天し、ネット環境が沈黙。そして復活。わずかなネット切断中
には、ちょっとしたテキスト原稿などもCDに焼いてバイク便で送る。もう今はネットがないとダメ
ですね。ご迷惑をおかけした皆さん、申し訳ありませんでした。意外と対応の早かったソフトバンク
BBにも感謝。《1530》


11月22日(火)

 ふふふ。事務所の向かいに大規模なフィットネスクラブができた。というか、できる。
 ウチの事務所の入っているマンションから、キレイなプールが一望できるのだ。

 利用できるのは来年1月からなのだが、先日、お得な先行入会の日が設けてあり、ついふらふらと
入会してしまった。

 過去に2度、同様のジムに入会し、その都度挫折してきた私です。今回はどうなるのでしょうか。
などと、今から言っていてはいけません。通います。通いますとも。毎朝泳ぎますとも!

 アテにならない禁煙宣言みたいな宣言ですが、ボクに会った時は「行ってる?」と聞いてください。
そして「行ってる」と答えた折には、「偉い!」とほめてあげてください。ほめられると伸びるタイ
プです。「行ってる?」と聞いた時に、ボクから積極的に話題を変えようという空気が読み取れたら、
その時は一緒に話をそらせてください。お願いします。

 次に会う時は、腹筋が板チョコのようになっていると確信しています。あ、3月以降でお願いしま
す。その時、相変わらず腹筋がふるふるのようなら、その話題は避けてください。

 昨日は「まんカレ通信」執筆。本日は現在「サンデー」のネーム中。これが終わったら「少コミ」
のネームをやっつけます。週の後半から来週頭は、『某』の修正予定。

 目指せ! 板チョコ!!《1400》


11月26日(土)

「歌バカ」。そうです。平井堅のシングルコレクションです。ここ数日、毎日聞いています。

 いや、特に平井堅が好きだとか、そういうこともないんですけど、このタイトルは最高です。

 このタイトル、残念ながら、本当の根っこの部分100%は一般の人には届かないんだろうな。自称
「歌バカ」。うん。いい。仕事に対する取り組み方、その姿勢がいい。

 サラリーマンで事務や経理をやってる人が、「自分は事務バカですから」とか、「私、経理バカだ
から」などと言ったら、大尊敬してしまいますよ。それは自分がプロだと宣言しているに等しいこと
です。

 平井堅。年がら年中歌のことを考えてるんだろうな。彼から歌を取ったら何にも残らないんだろう
な。

 今まで平井堅が…平井堅の仕事や作品がとりわけ好きというわけではなかったけれど、このタイト
ルを見た時、一発で平井堅という人物が好きになった。会ってお話ししてみたいと思った。

 ここ数日、不毛な作業が続いている。『某』の直しなのだが、明らかに現代まんがのレトリックを
外している指示が多いのだ。動きに対する補助として、まんがには動線というものがある。動きの残
像を線として表現して、動きの軌跡を見せるという手法だ。

 現代まんがでは、いかにこの補助線を減らすかという方向になってきている。止まった絵で、いか
に動きを表現するかというのが命題なのだ。絵が稚拙であれば、補助は必要になるが、高度に洗練さ
れた絵に過剰な補助線を入れるというのは、逆に作品自体を稚拙に、陳腐にする。とり・みき氏が、
『愛のさかあがり』の中で言及していた「おじぎビト」の補助などがそれに当たる。不要な補助は、
作品自体のクオリティを下げ、陳腐化してしまうものなのだ。

 しかし、指示は違う。事細かに動線を入れるよう指示が入っているのだ。これを忠実に描いている
と気が滅入ってくる。(ボクにとって)明らかなる「改悪」なのだから。その改悪作業に数日を費や
すなど、極めてバカげたことだ。しかし反論しようものなら、そのエライ人は激怒する。以前、理路
整然と説明したら、本当に口汚く罵られた。「アンタにまんがの何がわかるのか」と言われた。

 今回は、版元などに迷惑がかかってしまうので、修正に応じている(大人!)が、ボクより現代ま
んがのノウハウに詳しい人間は、夏目さん、いしかわさんを含め、世界10人とはいないだろう。ま
んがのことは、まんがバカに任せておけばいいのだ。

 そんなわけで、『まんが遊戯』(画・渡瀬悠宇)発売中!! 久々の印税仕事なので、買ってね。ま
んがノウハウ書としては、過去に例がないくらい、ストーリー作りについて言及しています。

そして、『総務部総務課山口六平太プレミアムセレクション1』、アニメコミック『RozenMaiden』
全3巻も発売中!!

 現在、『山口六平太』2巻、軽装版『最終兵器彼女』、鋭意制作中。《1730》


12月9日(金)

 事務所でかかっているCDはBOSEのWAVE RADIO CDというCDプレイヤーで再生している。
これは小さいながら、なかなかの音質で評価の高い商品。

 実はこのCDプレイヤーを購入する時、本当はチェンジャーのついたCDプレイヤーが欲しかっ
た。もしくは別途、チェンジャーが欲しかった。CDを手作業で替えるのが煩わしいという、ただ
その1点だけのために。
 まんが家、高橋しん先生の仕事場には巨大なCDチェンジャーがあって、100枚だかのCDを自
動的に演奏してくれるらしい。うらやましい限りだった。しかし音質を優先してこの機種を選んだ
からには、毎度毎度CDを交換しなければならなくなった。

 それから数年。同じBOSEさんから、iPodをマウントできるスピーカーシステムが発売された。
SOUND DOCKという商品だ。これはそのスピーカーにiPodを直接マウントすると、その中の曲がスピ
ーカーから再生できるというシロモノ。さらにリモコン操作もできるらしい。

 音楽を持ち歩かないボクは、iPodの類はほとんど使用する機会がない(shuffleは持っているが)。
だがしかし、事務所のオーディオをiPod+SOUND DOCKにすれば、音質とチェンジャー機能の両方を
手に入れることができるではないか! この際、MP3に変換する時の音質劣化には目をつぶろう。
そう思うや、昨日、その両方をネットで注文。楽しみ楽しみ。自分へのクリスマスプレゼントと位
置づけよう。

 閑話休題。

「まんが遊戯」に驚くべきミスが発覚。ページが入れ替わっていた。初版をお手にされている方、
ごめんなさい。重版から直します。

 舞阪洸先生、いつも本を送っていただきありがとうございます。拙著もお贈りしましたが、とて
もとても舞阪先生の刊行ペースには及ばず、いつも一方的にいただくばかりで申し訳ありません。
エンターブレインよりファミ通文庫『鋼鉄の白兎騎士団I』、発売中です。またさし絵も、タイトル
も、心憎いばかりに引っかかり重視で(笑)素晴らしい作品です。

 星里もちる先生、例のビデオ、ありがとうございます。まあ、アレはアレ、コレはコレという感
じですね(笑)。また年末、謝恩会でお会いしましょう。ビッグスペリオール連載『怪獣の家』1〜
2巻、好評発売中です。皆様もゼヒご一読を。しかしなんでまあ、スペリオールはコミックス出す
の遅いんでしょうね。小学館には小学館の販売戦略があるのでしょうが、待つ身はツライですよね。
ファン待望の2冊同時発売です。

 現在、『六平太』2巻、『最終兵器彼女』1〜2巻が進行中。あ〜、このくらいの仕事量がちょ
うどいいかも。否、そんなことはない。少コミとサンデーがあるじゃん! これでも多いよ。
《1230》

 

12月9日(金)

 事務所でかかっているCDはBOSEのWAVE RADIO CDというCDプレイヤーで再生している。
これは小さいながら、なかなかの音質で評価の高い商品。

 実はこのCDプレイヤーを購入する時、本当はチェンジャーのついたCDプレイヤーが欲しかっ
た。もしくは別途、チェンジャーが欲しかった。CDを手作業で替えるのが煩わしいという、ただ
その1点だけのために。
 まんが家、高橋しん先生の仕事場には巨大なCDチェンジャーがあって、100枚だかのCDを自
動的に演奏してくれるらしい。うらやましい限りだった。しかし音質を優先してこの機種を選んだ
からには、毎度毎度CDを交換しなければならなくなった。

 それから数年。同じBOSEさんから、iPodをマウントできるスピーカーシステムが発売された。
SOUND DOCKという商品だ。これはそのスピーカーにiPodを直接マウントすると、その中の曲がスピ
ーカーから再生できるというシロモノ。さらにリモコン操作もできるらしい。

 音楽を持ち歩かないボクは、iPodの類はほとんど使用する機会がない(shuffleは持っているが)。だがしかし、事務所のオーディオをiPod+SOUND DOCKにすれば、音質とチェンジャー機能の両方を
手に入れることができるではないか! この際、MP3に変換する時の音質劣化には目をつぶろう。
そう思うや、昨日、その両方をネットで注文。楽しみ楽しみ。自分へのクリスマスプレゼントと位
置づけよう。

 閑話休題。

「まんが遊戯」に驚くべきミスが発覚。ページが入れ替わっていた。初版をお手にされている方、
ごめんなさい。重版から直します。

 舞阪洸先生、いつも本を送っていただきありがとうございます。拙著もお贈りしましたが、とて
もとても舞阪先生の刊行ペースには及ばず、いつも一方的にいただくばかりで申し訳ありません。
エンターブレインよりファミ通文庫『鋼鉄の白兎騎士団I』、発売中です。またさし絵も、タイトル
も、心憎いばかりに引っかかり重視で(笑)素晴らしい作品です。

 星里もちる先生、例のビデオ、ありがとうございます。まあ、アレはアレ、コレはコレという感
じですね(笑)。また年末、謝恩会でお会いしましょう。ビッグスペリオール連載『怪獣の家』1〜
2巻、好評発売中です。皆様もゼヒご一読を。しかしなんでまあ、スペリオールはコミックス出す
の遅いんでしょうね。小学館には小学館の販売戦略があるのでしょうが、待つ身はツライですよね。
ファン待望の2冊同時発売です。

 現在、『六平太』2巻、『最終兵器彼女』1〜2巻が進行中。あ〜、このくらいの仕事量がちょ
うどいいかも。否、そんなことはない。少コミとサンデーがあるじゃん! これでも多いよ。
《1230》

   
   
 
   
  過去の日記倉庫はコチラ
  最新の日記はコチラ